わたしの夫がうつ病になった

アラフォーワーキングマザーのブログ

【病気】境界悪性腫瘍

こんばんは!

aaruulです。

 

 

 

現在は経過観察中なのですが、

3年半前…2015年の夏、境界悪性腫瘍だったことが分かりました。

分かるまでと、その後の経過について記録します。

 

 

 

体験談に入る前に、言葉の説明として、

1.卵巣腫瘍

2.子宮内膜症

をお伝えします。

 

 

 

1.卵巣腫瘍とは

 

字の通り、卵巣にできる腫瘍のことです。

小さいうちは無症状であることが多いが、大きくなると茎捻転(腫瘍が捻れる)や破裂の恐れが出てきます。

他の部位にできる腫瘍と違うのは、良性、悪性に加えて、その間の境界悪性があります。

良性は嚢胞状(袋状)のため、卵巣嚢腫(のうしゅ)と呼ばれるます。卵巣チョコレート嚢腫が代表的です。

悪性は卵巣がんです。

境界悪性腫瘍は良性ではないけれど、悪性ほど「悪い顔」をしていない腫瘍です。転移や再発の可能性もあり、亡くなられる方もいますが、比較的予後は良いとされています。

 

境界悪性腫瘍はセクシー女優の麻美ゆまさんが公表しています。

 

 

2.子宮内膜症とは

 

子宮の内側には、子宮内膜と呼ばれる組織(生理のたびに剥がれて出血する、受精卵が着床する赤ちゃんのお布団)があります。

その子宮内膜が、子宮以外の卵巣や腹膜などで増殖と剥離をしてしまう病気が、子宮内膜症です。

先に書いたチョコレート嚢胞は、卵巣にできてしまった子宮内膜症のことです。

症状としては、不正出血、月経痛や不妊症があります。

 

松浦亜弥さんが公表されている病気です。

 

 

 

では、体験談へ…

 

 

 

2012年夏、不正出血(生理ではない時に、出血があること)があり近所の婦人科を受診。

3cmほどの右卵巣腫瘍を指摘されました。

子宮内膜症からくる卵巣嚢腫だろうと、個人病院で3ヶ月毎に経過観察していただいていました。

引っ越しやら結婚やらしたので、個人病院、総合病院含め5ヶ所も変わりました。

途中、内膜症なら手術で腫瘍を取った方がいい

→内膜症なら先に妊娠した方がいいと、病院毎に方針が異なり混乱したため、

2015年4月から、手術も不妊治療も両方できる大学病院に通うことにしました。

 

2ヶ月ほど不妊治療しましたが、

その時点で腫瘍が5cmほどになっていたこと、左側にも2cmほどの腫瘍があったことから、2015年8月に思いきって手術に踏み切りました。

 

手術は腹腔鏡で行い、その場では特に問題点は指摘されませんでした

(だだし、内膜症由来ではなく、漿液性と言われました)が、

1ヶ月後の受診の時に、境界悪性腫瘍だったことを告げられました。

 

他の人のブログなどをみると、

子宮や卵巣の全摘をしたり、

抗がん剤を行なったりと書いてありましたが、

私の場合は妊娠することが第一目的だったこと、さらに反対側の卵管も詰まっていたため、

一刻も早く妊娠出産する方が良いだろうという方針が示され、

そのまま不妊治療にのぞみました。

(詳しくは聞いていませんが、進行も限局的だったのだと思います。)

 

おかげで手術から4ヶ月後に妊娠し、子供を授かることができました。

 

 

 

 

現在は半年に一度経過観察を行っています。

心配だったので、一度造影剤を使ったCTも撮りましたが、

手術から3年半後の2019年2月現在、今のところ再発はありません。

 

 

 

婦人科にかかり始めた当初、不正出血はありましたが、数ヶ月でなくなったので、自覚症状はありませんでした。

また5ヶ所の病院でみていただいても、

術後に確定診断をするまでは、子宮内膜症由来の卵巣嚢腫だと言われていました。

なので本当に驚きました。

 

 

 

長期間の経過を経ても再発の可能性はある病気ですので、

不安がないわけではありません。

今後もしっかりと経過を見ていただいて、

再発した場合は早期発見できればと思います。